薬剤師の仕事にやりがいがない?そう感じたら読んでください。

薬剤師の仕事

今回は、薬剤師のやりがいについてお話しさせていただきます。

 

薬剤師業務にやりがいを感じない。

もっとやりがいのある仕事をしたい!

 

そうお悩みではないでしょうか。

 

薬剤師パパのまっきーです。

14年薬剤師として働いていますが、私も薬剤師業務にやりがいが無いと感じたことはあります。

なぜ、薬剤師業務にやりがいを感じられないのか、私なりに分析しました。

お読みいただき、明日からの業務にお役立ていただければ幸いです。

 

仕事にやりがいを感じない薬剤師は多い。

薬剤師業務にやりがいを感じられない方は私の周りにも多くいます。正直なところ、私もそうです。

ただ、仕事にやりがいを感じられないのは、薬剤師だからでしょうか?

Googleで「薬剤師 やりがいが無い」で検索すると、約2,850,000件のサイトがヒットします。

しかし、「仕事 やりがいが無い」で検索したところ、約37,100,000件ものサイトがヒットします。

ここでひとつ、私なりの結論があります。

それは、仕事にやりがいを感じられないのは、薬剤師だからではなく、「やらされている仕事」だから。

そして、その「やらされている感」が強いのが薬剤師業務なのではないでしょうか。

 

薬剤師の仕事にやりがいが無いと感じる理由

ではなぜ、薬剤師業務にやりがいが感じられないのか、「やらされている感」が強いのか。

私自身、そして周囲の体験談をまとめてみました。

おそらく共感いただけるのではないでしょうか。(少し私のブラックな部分が出ます)

 

1.薬剤師業務の裁量が少ない(法的縛りが多い)

例えば疑義照会。大したことない内容でも、未だに医師の許可が要ります。

大半の照会は、事後報告で十分ですよね?

こんな感じで、何でもかんでも医者の許可が要ります。何のために6年制になったのか。

せっかく患者が相談してきても、結局は「処方医に聞いてからでないと…」となるので、せっかく相談してきた患者にも申し訳ない気持ちで対応しなければいけません。

もっと薬剤師に裁量権があれば、患者や他の医療従事者からの信頼も得られ、それがやりがいにつながるのでは…と思います。

医者に頭が上がらない、どうしてもやらされている感があります。

 

2.給与が安い

わざわざこちらに書くまでもないのですが、薬剤師の給与は安いですよね。

一般よりは高いのかもしれませんが、他の6年制医療者である医者や歯科医師に比べると圧倒的に安いです。6年も大学に通ってコスパ悪いです。

あと余談ですが、なぜ管理薬剤師は他の薬局で働いてはダメなんでしょう?

クリニック開業医でも堂々と中抜け時間を使って稼いでいるのに。

厚労省からどれだけ薬剤師は嫌われているのでしょうか?笑

 

3.拘束時間が長い

多くの薬剤師は休憩時間を除くと、朝に薬局に出勤してから終業まで薬局から離れないです。

例えば病院では病棟業務、調剤薬局では在宅業務などで出ることはあっても、「外出」とは言えない。

月曜から金曜まで、朝から晩までずっと同じ場所、同じ面子に囲まれてれば、気も滅入りますよね。

常に見えない何かに監視されている感があります。

また、多くの薬剤師がシフト制で働いていると思います。私が思うシフト制の一番の問題は、仕事が終わっても帰れないこと。これはどうしても、やらされている感が色濃く出てしまいます。

 

4.同じ仕事の繰り返し

基本的に毎日毎日、「調剤▶︎鑑査▶︎投薬」のルーティンワークの繰り返しです。

他職種でもルーティンワークの繰り返しはあるのでしょうが、薬剤師業務の特徴はこのルーティンの短さにあります。

ゆっくり患者とのコミニケーションが取れる状況なら別ですが、忙しい時はそれこそ調剤マシンになった気がして、つい「やりがいって何だろう」と考えてしまいます。

機械がしてくれる仕事は、機械に任せられる診療報酬に早くなってほしいものです。

頭を使わない仕事も、やらされている感を強く感じてしまいます。

 

薬剤師の仕事にやりがいが無いと感じた時の解決法

ただ、「薬剤師の仕事にやりがいを感じない」と言っても、他の業界に飛び込むのは勇気がいる。

20代ならワンチャンあるかもですが、なかなか現実的ではないように思います。

では、不満を抱えたまま、やりがいのない仕事を続けるのか?

その前に、以下の4つを検討してみてください。

 

1.自分でやりがいを見つける(オススメ度:★★★★☆)

環境にもよりますが、例えば出世や昇給などを望める環境であれば、チャレンジをモチベーションに変えてやりがいにすることはできないでしょうか。

また、環境的に出世や昇給が望めないのであれば、外部の勉強会や学会に出席し、新たな刺激を得るのも手段です。そこでの人脈が新たなやりがいにつながるかもしれません。

あるいは、専門薬剤師や認定薬剤師の資格取得を目指すなど。

次回以降の診療報酬改定で薬局の機能分類が行われる可能性がありますので、ライバルが殺到する前に取得というのも良いと思います。

 

2.相談する(オススメ度:★★★☆☆)

信頼できる仲間や同僚に、話を聞いてもらうのも効果的です。

薬剤師にやりがいがないと感じているのが自分だけではないと勇気付けられることもあるでしょうし、新しい仕事につながるなどのやりがいにつながることもあるかもしれません。

ただ、同レベルの薬剤師が集まっての愚痴大会になるのだけはオススメしないです。

目的が「愚痴を吐ききってスッキリする」であれば良いです。ただ、目的を履き違えた愚痴大会になってしまうと、さらにモチベーションが低下…という精神状態になってしまう可能性が高いです。

あくまで、モチベーションアップのためという目的で相談してください。

 

3.環境を変える(★★★★☆)

先ほど、「他の業界への飛び込みは現実的ではない」とお伝えしましたが、例えば病院⇄薬局、薬局⇄ドラッグストア、大手薬局⇄中小薬局などの薬剤師間の転職であれば、大きく働き方や収入が変わることはないので、環境を変えるにはこちらの方が現実的です。

ただ同じ薬剤師である以上、いずれ同じ悩みに至る可能性は否定できません。

環境を変えるのであれば自分が今、何を不満に感じていて、どうすれば解決するのか、どういう職場であれば充実するのか、をしっかりと考えてからの行動をオススメします。

それでも転職を考えてみたい、一度相談だけしてみたいという方には、こちらのファルマスタッフがぜひオススメです。

こちらは担当者からしっかりと面談をしてもらえるので、転職を検討されている、まずは相談してみたいという方に特にオススメの一社です。

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「ファルマスタッフ」については、こちらの記事に詳しく書いています。

 

4.割り切る(★★☆☆☆)

これは、私の例です笑

諦めているわけではないのですが、私の今の環境は結構薬剤師の中でも恵まれていると思いますので、やりがいはないけれど割の良い安定した仕事と割り切って毎日を過ごしています。

空いた時間を使って、薬剤師以外の勉強をしている時間が多いですね。

個人的には学びは調剤室の外にあると信じていますので。

私と同じように、薬剤師として割り切ることにするのであれば、必ず時間的余裕は確保してください。

時間的余裕がなければ、割り切ることは絶対にできないと思います。

まとめ

もし、やりがいを感じられずに働かれている方に、同じ悩みを共有できればと重い記事を書きました。

この記事を読むことで少しでも楽になっていただければ、また解決策がお役に立てば、これほど嬉しいことはありません。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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