
どうせ働くなら、休みが多い職場がいい!
でも休みが多い少ないの基準って何日ぐらいだろう?
週休2日制と完全週休2日制って?
このようにお悩みではないでしょうか?
働く上で、年間休日日数はとても重要ですよね。休みの多い少ないは文字通り死活問題です。
特に薬剤師は一般企業と違いシフト制が多く、『土日+祝日が休み』とならない場合が多いです。
特に中小の薬局や病院では職場によって休日数が大きく違ってきます。
「こんなはずじゃなかった…」にならないよう、失敗しない年間休日チェック方法をお話しします。
この記事はこんな人におすすめ!
薬剤師の平均年間休日日数
まずは、薬剤師の平均年間休日数は一般企業と比べて多いのでしょうか?
厚労省HPの『平成30年度就労条件総合調査』によりますと、企業の平均年間休日総数は「107.9日」となっております。
では薬剤師はどうなのかと言いますと、薬剤師のみを抽出したデータはありませんでした。
ただ同調査結果内に『医療・福祉』の項目が「109.4日」、あるいは『サービス業』が「109日」となっており、多くの薬剤師がこのいずれかに含まれるため、薬剤師の平均年間休日は「109日」ではないかと思われます。
あなたの年間休日日数は、この「109日」より多いでしょうか?
そして求人票でよく目にする「105日」や「120日」という年間休日日数。これは具体的にどういう計算によるものでしょうか?
ここから、具体的な年間休日制度の違いについて説明していきます。
薬剤師の4週8休制とは
ではまず『4週8休制』について説明していきます。これは読んで字のごとく、4週間で8日休みです。
よくある具体例で言いますと、「1ヶ月の休日数=1ヶ月の日曜日と月曜日の日数」です。
例えば、2019年の10月だと、休日数は
日曜日:4日(6日、13日、20日、27日)
月曜日:4日(7日、14日、21日、28日)
で合計8日間ある計算になります。
日曜日が定休日とすると、残りの休みは4日。
ではこの4日を自分の希望する日に割り振ればいいのかというと、そうではありません。
ここで問題となるのが祝日です。
一般的な4週8休制では祝日を含みます。そのため、祝日があってもなくても休日数は変わりません。
今月の祝日は2日(14日:体育の日、22日:即位礼正殿の儀)あり、自動的に2日はこの祝日に割り振られます。
つまり祝日がある週は自動的に、「祝日以外フル出勤」となってしまいます。
私が勤めていた病院はこの休日制度でした。
祝日の恩恵が全いように感じられ、祝日があっても全然嬉しくありませんでした。
(特に年末年始がある12月〜1月、GWのある5月は、他の週に休みがないので悲惨です。)
『休みはしっかり欲しい』という方は、社内規定が『4週8休制』の求人案件は避けたほうがいいです。
具体的に年間休日が何日になるかを計算すると、
1年(365日)÷7日=52週間(余り1日)
52週間÷4=13(1年=4週間×13回) 4週間で8日休みがあるので
8日×13回=104日
4週8休制では、平均より5日程度少ない計算となります。
薬剤師の週休2日制とは
では次に、『週休2日制』について。
一見すると、「1週間に2日休みでしょ?」と思われがちですが、それは大きな落とし穴です。
実は「週休2日制」の定義は、「1ヶ月の間に週2日の休みがある週が1度以上ある」ことです。
つまり、必ず毎週2日ずつの休みがあるというわけではなく、どこかの週で2日休むと残りの週の休みは週1日でも、「週休2日制」は成立してしまいます。
ただ、週休2日制の企業すべてがこれに当てはまるというわけではありません。
週休2日制だからといって「毎週2日ずつ休み」が担保されているというわけではないですよ、ということだけ覚えておいていただければと思います。
また、調剤薬局でよくある「半日業務×2回=1日休み」とカウントすることも、この週休2日制の企業ではありがちなのでご注意ください。
ちなみに同じ週休2日制でも、「祝日を含む週休2日制」と「祝日を含まない週休2日制」があります。
前者は祝日のある週は「祝日+1日」、後者は「祝日とは別に2日」なので意味は全く異なり、後者の方が年間休日数は多くなります。
薬剤師の完全週休2日制とは
では最後に、「完全週休2日制」について。
前項の週休2日制が「1ヶ月の間に週2日の休みがある週が1度以上ある」ことに対し、完全週休2日制とは「毎週必ず2日の休みがある」ことです。
土日+祝日が休みの一般企業や公務員と同じ休日日数です。
ただし「完全週休2日制」でも、稀に「祝日を含む完全週休2日制」の場合があるので、祝日を含むか含まないかは必ず確認してください。
「祝日を含む完全週休2日制」の場合は、上述の「4週8休制」と同様に、日曜日以外の休みが強制的に祝日に充てられるため、祝日の恩恵が得られないことになってしまいます。
また、薬局薬剤師は門前クリニックにあわせて土曜日や木曜日が12時30分や13時のお昼までのシフト制が多いです。
その中でも、週40時間労働の企業が多いため、ここで「完全週休2日制」が適応されると、必然的に他の平日の勤務時間が長くなります。
一般企業:8時間×5日=40時間
シフト制:9時間×4日+4時間(土曜日など)=40時間
その代わり休みはしっかりとれます。
半日シフトの午後も休みとカウントし、「週休2.5日」と表示されている企業も多いです。
薬剤師としての年間休日日数が多い目安は?
年によって数日のずれはありますが、年間休日日数が「120日」を超えていれば、多いと判断して大丈夫です。
この「120日」の基準は、
365日÷7日=52週間+1日
52週間×2日=104日
104日+17日(2019祝日数)=121日
このように120日以上であれば、毎週2日+祝日の年間休日数を満たしていると考えられます。
「105日」の記載であれば、「祝日を含まない4週8休」あるいは「祝日を含まない(完全)週休2日制」と考えられます。

120日以上の休日数の職場を探したい!
でも、どうやって探せばいいんだろう…?
このようにお考えの方は、薬剤師転職サイトへの登録をオススメします。
こちらの記事でもお伝えしたように、薬剤師転職サイトへは複数サイトへの登録がおすすめですが、
「時間がない!」「面倒なのでとりあえず一社でいい!」と思われる方、当サイトでこちらのファルマスタッフをイチオシしています!
こちらのファルマスタッフは、日本調剤という大手企業が母体で安定しており、求人数も豊富です。
現在、「週休2.5日以上の求人特集」も組まれており、希望条件からの検索も簡単!!
薬剤師転職サイトへのご登録がまだの方、ぜひ今のうちにご登録しましょう!
▼ ▼ 自分のために働きませんか? ▼ ▼
週休2.5日あれば、何をしますか?
「ファルマスタッフ」については、こちらの記事に詳しく書いています。
転職時の注目点は?
ここまで、休日制度と年間休日数の目安についてお話ししました。
では、転職時には何に注目すべきでしょうか?
ズバリ、「前年度実績」です。
いくら年間休日日数として「120日」、「125日」、「130日」と求人票に掲げていても、本当かどうかわかりません。
大手薬局であれば、「前年度実績」として求人票に記載されている場合もありますが、薬局の大多数を占める中小薬局で記載されていることは少ないです。
そのため、私がおすすめするのは「面接時に確認」です。

面接のときに休みのこと聞くと嫌がられそうだから、聞かないほうがいいんじゃ…。
そんなことはありません。
長く勤める上で、休むことは不可欠です。
入ってから「こんなはずじゃなかった…」と無理を重ね、再び転職することになれば、元も子もありません。
面接で前年度実績を確認した際に、「即答できない」あるいは「面接担当者の表情が曇る」場合には、求人票の年間休日日数が本当か、怪しんだ方がいいかもしれません。
ただ、やはりご自身ではちょっと聞きにくい…というお気持ちはわかります。
そこで私がオススメする対策は、「面接同行者に聞いてもらう」です!
私もそうでしたが、休みや残業・有休取得率などの具体的な条件はなかなか聞きにくいですよね。
そんなときは、代わりに聞いてもらいましょう!
あなたは、面接同行者が代わりに質問してくれているのを横で「ふんふん…」と聞いていればOKです。
もちろん転職エージェントもプロです。あからさまな聞き方はせずに、自然な流れで質問してくださるので、気まずさは全くなかったです。心の中で「ナイス!」連発でした!
では、面接同行者はどうやって依頼するの?という方。
それには、面接同行をしてくれる薬剤師転職サイトへ登録をしてください。
私が実際に利用したこちらの、ファルマスタッフでは面接への同行サービスがあります。
もちろん、薬剤師の登録利用は完全無料です。
ご登録がまだの方は、この機会にご登録を絶対にオススメします!
▼ ▼ 休みが取れない職場でお疲れのアナタに ▼ ▼
まとめ
いかがだったでしょうか?
私は初めての就職・転職時には休日制度を知らずに、「知っておけばよかった…」と感じたものです。
2回目の転職時に、上述したファルマスタッフの転職エージェントより休日制度のことを聞かされた時は、まさに目からウロコでした!
もちろん、転職先は休み以外の魅力でも探すべきですが、休みが多いに越したことはありません。
ぜひ、休日制度の違いを知った上で、転職活動に臨んで頂ければと思います!
以上、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。