薬剤師の転職で得るリスクとは?転職という選択は本当に正しいのか?

薬剤師の転職

今回は、薬剤師の転職に伴うリスクについてお話します。

 

今の職場には未練もないし転職しよう!

新しい職場には、明るい未来が待っているはず!

 

…ちょっと待ってください!危険です。

私も以前は同じように考えていて、失敗しました。

 

個人的に転職自体には大賛成なのですが、転職にはリスクも伴うものであること、油断すると失敗してしまう可能性があることを知っておかなくてはいけません。

 

その前に、転職エージェントへの登録は大前提ですので、お済みでない方はこちらからご登録ください。

 

転職を考えている方が、転職する理由と、本当に転職すべきかどうかを立ち止まって考えるきっかけになればと思います。

 

転職により失う可能性があるもの(リスク)

現職で築いた人間関係

ひとつの職場に長く勤めていれば、上司や部下、同僚(仲間)といった人間関係に恵まれると思います。

私も7年務めた薬局では信頼できる上司や、頼ってくれる部下、相談できる同僚など人間関係には恵まれていたと思います。

ただ、よほど特別な関係であれば別ですが、たいていの場合は仕事上のお付き合いということで、転職をすれば疎遠になってしまいます。

 

また当然、新しい職場では、皆さん始めましてからのスタートです。

確かに、人間関係を築いていくその過程が楽しいと感じる部分もあります。

私もそう思っていました。

 

ただ、新しい職場ですぐに人間関係でトラブってしまった場合、あなたの味方はまだ多くいません。

トラブった相手が私より古参のスタッフでしたので、上司をはじめ店舗の皆が敵になってしまい、相談相手もおらず、孤立無援でした。

それが私の失敗でした。

 

私のように入職早々に人間関係でトラブらないことがもちろん大前提ですが、自信満々で転職する場合も、まずは地盤固めを意識するようにしてください。

そうでないと、転職失敗してしまいます。

 

働き方

現職でのお休みの取り方やシフトの調整などの働き方はいかがでしょうか。

ある程度融通が利いているのであれば、現状が恵まれているのではないかと一度、よく考えてみてください。

転職してしばらくの間は、まだ有休が発生しないこともあったり、慣れない上司に休みやシフト調節の提案をしにくい場合があります。

バリバリ働ける人であれば問題ないかもしれませんが、ある程度ライフワークバランスをしっかり確保したければ、しばらくは覚悟が必要です。

今まで通りにはいかないかも、と少し考えてみてください。

 

現職での経験

調剤・鑑査・服薬指導など、薬剤師としての業務については、転職をしても大きくは変わりません。

ただ、それ以外の部分は当然ながら会社が変わればやり方も変わります。

他の業界と比較するとまだまだ固い部分が多く、ルールがしっかりとしている薬局が多いと思います。

 

例えば毎日の出退勤の申請や報告書各種などもそうですし、処方箋への押印方法まで細かく指定されていることもありました。

また、通勤の服装に決まりがある薬局もありました。

ルールが緩い薬局から、キッチリしている薬局へ転職すると、ここで躓きます。

なぜ、こんなにルールにがんじがらめで、非効率的な事をしないといけないのかと。

キッチリ⇒ユルユルのような、逆の場合は問題ないんですけどね。

 

しかし、「郷に入っては郷に従え」という言葉があります。

転職すると、新しい職場の非効率的なルールにも従わなくてはいけません。

 

1~2回分のボーナス

転職するタイミングによっては、ボーナスを1~3回分ロスします。

現職退職時1回分と、転職後は1年間は満額もらえないためその1~2回分です。

年収におけるボーナスのウエイトが大きい場合は当然、転職時期を調整してロスを減らしたいものです。

ただ人間関係の悪化や長時間残業などの過酷な労働条件で、明日にでも転職をしたい場合はそうもいきません。

その場合は、ボーナスを捨てる覚悟で転職に臨む必要があります。

ただ、ボーナスロスの回避方法はこちらの記事に記載しました。

ボーナスに興味がない方は飛ばしてOKです。

 

 

得るもの

新しい人間関係

当然ですが、新しい環境での人間関係が得られます。

ひとつの職場で何年も続けていると、人間関係に代わり映えがなくなってしまいます。

マンネリが生じるので、私は新しい環境で新しく人脈を作っていくのが楽しみでした。

 

ただ人間関係と言っても当然、良いものばかりではありません。

転職後に人間関係のトラブルに巻き込まれてしまうことで、

 

「ああ、これまでは恵まれていたんだな」

 

と気づくこともあります。

 

これまであなたにどのような経験があっても、何歳でも、新しい職場では『1年目』です。

慇懃無礼にまでする必要はありませんが、丁寧に、下手からのスタートを心がけてください。

繰り返しになりますが私は一度これで失敗しました。

せっかくこの記事を読んでいただいた方には同じ失敗をしてほしくありませんので、何度でも書こうと思います。

 

労働環境

・いまの職場が家から遠すぎる

・残業が多すぎて帰りが遅くなる

・休みが全然取れなくてしんどい

 

こういった環境を苦痛に感じて転職された場合は、新しく解決した職場で快適に過ごされることと思います。

私も満員電車通勤や渋滞に悩まされた自動車通勤から解放され、はじめて徒歩や自転車で通勤したときは「職場が近いとこんなに快適なのか…」としみじみ感じたものです。

また、長時間残業もなく完全週休2日制の薬局だったので、転職直後で慣れるまでは時間を持て余してしまうほどでした。

 

ただ、「聞いていた話と違う…」という、転職後のミスマッチだけは絶対に避けてください。

そのためには薬剤師転職エージェントの利用を強くおすすめしますが、登録が面倒だという方は、こちらの「ファルマスタッフ」だけでも登録しましょう!

 

 

視野

ひとつの職場で長く続けていると、視野が狭くなってしまう恐れがあります。

それでも社交的な方は、他社や他職種との交流でカバーできますが、私のように内向的な性格の場合は、社外とは最低限の関わりしか保てないように思います。

 

私も複数社経験して、同じ薬局でも本当に会社ごとのカラーは異なると感じました。

薬剤師を大事にしている会社か、軽視している会社か。

一度外に出ると、薬局を客観的に見ることができるようになります。

 

リスクとベネフィット

自身の経験を踏まえていろいろとお話ししましたが、冒頭にもお話ししたように、転職に関しては肯定派です。

ただ、『転職ですべてが解決する』と思い込むのは危険です。

 

『転職=ゴール』ではありません。

当たり前ですが、転職後も努力は必要です。

 

上述したように、転職の目的が長時間の通勤や残業からの解放の場合は問題ありません。

ただそうでない場合は、

『もしかしたら、現職は恵まれているのかも…?』

と、転職で得られるリスクとベネフィットを一度冷静に比較することをおすすめします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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