病院薬剤師の仕事内容とやりがいと感想【結論:結構楽しかった】

薬剤師の仕事

今回は、いま話題の病院薬剤師の仕事内容についてお話しします。

 

病院薬剤師の仕事内容って薬局と違うの?

仕事内容を詳しく知りたい!

 

 

以前こちらの記事で、病院薬剤師と薬局薬剤師について比較をしましたが、

 

 

書ききれなかった病院薬剤師の仕事内容の詳細を今回はお話します。

 

私はこれまで14年間、薬剤師としてとして働いていますが、新卒ではまず病院を選び、そこで4年間働きました。

現在は薬局に勤めていますが、いま思えば病院薬剤師ならではの経験もたくさんさせていただいたと思います。

まずは病院薬剤師の仕事内容と、個人的に病院薬剤師でトクしたことを書いていきたいと思います。

 

スポンサーリンク

病院薬剤師の仕事内容

薬局薬剤師と病院薬剤師で異なる部分。

調剤した薬は患者に渡さない?

医師の処方箋に基づいて、調剤と鑑査を行うという基本的な流れは、調剤薬局と大きくは変わりません。

ただ入院患者が対象であり、調剤薬局のように目の前で待たれるわけではないため、さほど急ぎません。

もちろん、中には緊急処方もありますが、多くは「夕食後から」「明日から」など時間的に余裕のある指示が多いので、忙しいながらも薬局薬剤師よりは自分のペースで働くことができていました。

鑑査完了したものを薬局内に置いておけば、看護師が取りに来て持って行き、患者に投与する流れです。

そのため、患者へ渡すのも薬剤師ではなく看護師からでした。

 

調剤薬局では扱わない注射薬が大半!

また、病院薬剤師が取り扱う医薬品の半数以上は、注射薬です。

注射薬調剤の際の注意点として、「静注用」の注射薬に関しては基剤となる輸液とセット、「筋注用」の注射薬に関しては単剤で用意するなど、『薬品名』だけではなく『手技』にも確認が必要です。

 

この手技の入力を間違える医師が結構いて、手技の訂正依頼の疑義照会は結構気を遣いました。

「そんなわかりきったことでいちいち電話してくるな」

と言われたことも少なくありません。

(いや、間違えているのアンタなんやけどな!)

とは、もちろん言いませんでした。

 

あと、注射薬は単純に重いです。

輸液では700mL〜1Lするものもあるため、特に連休前は肉体労働でした。

 

トラウマになった血液製剤!

手術施設のある病院では、手術前に輸血のため血液製剤の手配も薬剤師がしていました。

緊急オペになるケースでは、まさに1分1秒を争う血液製剤の手配が必要になり、医者に怒鳴られたこともあります。

 

また、輸血は将来的に未知のリスクがあるため、投与する必要がなければしないに越したほうがいいです。

医師に怒鳴られ、血液センターには頭を下げ、やっとの思いで手配した血液製剤が使われなかったことも…

いや、使わなくて済んだならそれでいいんですけどね!

 

また血液製剤は高額で、使用期限も短く返品もできないため、管理にも気を遣います。

 

服薬指導を全患者にしない理由?

調剤薬局では、服薬指導は基本的に全員にしていると思います。

急性期病院では、入院して薬が投与されていても、意識がなく服薬指導ができないこともありました。

また療養型の病棟でも、認知機能が衰えていたりと状態が悪く、服薬指導ができる患者は半数以下でした。

 

また、服薬指導ができそうな人でも、病室を訪問してもいなかったり、寝ていたり。

数時間後に出直したら既に退院していて、点数の取り洩らしを薬局長に怒られたこともありました。

 

当直業務は天国か地獄か!?

薬剤師当直は救急対応がある。

病院の機能によっては、薬剤師の当直業務があります。

私が勤めていた病院も入職時はなかったのですが、途中で始まりました。

個人的には、大変でもありましたが、いま思えば結構楽しく、貴重な経験でした。

 

当直勤務時間

日勤帯が、8時45分~17時15分までだったので、当直はそれ以外の時間。

つまり、17時15分~8時45分でした。

基本的には、日勤帯の人とのバトンタッチですが、シフトによっては日勤~当直という鬼シフトの時もありました。

 

業務内容

求められていたのは緊急時対応だったので、基本的には待つことが仕事です。

緊急時対応の内容は主に、

①入院患者が急変時の臨時処方の払い出し

②救急搬送患者の持参薬チェック

③緊急オペ時の血液製剤発注~手術室払い出し

が多かったです。

 

①の臨時処方に関してはさほど大変ではないのですが、②の救急搬送患者と、③の血液製剤が当たった日は、薬剤部内では『当たり(ハズレ)』などと、呼んでいました。

 

業務が無い時は、食事・仮眠は自由に取れましたし、何をしていても自由でした。

(「何をしていても」といっても、常識の範囲内ですが。)

私はテレビ番組を見たり、読書をしたり、また当時は携帯ゲーム機PSPのモンスターハンター全盛期でしたので、ひと狩りしていたこともありました。

 

夕食(夜食)はどうしていた?

持込みはもちろん、出前もOKでしたし、呼出用PHSが届く範囲なら買い出しもOKでした。

ただ出前は時間がかかるのと、夜間玄関まで取りに行かないといけないこと、ひとりだと配送料が高くつくので一回きりにしました。

また、緊急に呼び出しがあると対応が必要になるので、時間が経つと伸びるような麺類は避けていました。

 

仮眠の環境について

仮眠はソファーベッドでしていました。

そろそろ寝ておこうかな、というタイミングでベッドを組み立て、布団と枕をセットして出来上がりです。

布団は週に一度の交換だったため、実はこの布団でひとモメありました。

ベテラン女性薬剤師が、「男の人が使った後の布団はイヤだ!」と言い出しました。

結果的に、男性用と女性用をそれぞれ分けて使うことになったのですが、

…いやいや、男でも男の使った後の布団はイヤですよ!

私は使わなかったり、タオルケットを持参して寝ることにしていました。

 

当直手当

気になる薬剤師の当直手当は、15,000円/回でした。おまけで半日休もつきました。

上述したように、拘束時間が17時15分~8時45分の15時間30分なので、時給換算すると1時間1,000円を切ります。

ただ、仕事の無い時間帯は寝ていたり遊んでいてもいいわけですから、それを安いと取るか高いと取るかですね。

私の周りでも、「結構もらえる」という人と、「安い」という人と半々くらいでした。

 

困ったこと

仮眠を取れるとはいえ、「起こされるかもしれない」という意識の下での就寝となります。

私はぐっすり眠れるというよりは、どこか半覚醒状態での睡眠という感じでした。

救急車のサイレンが聞こえるたびに、「あー、入ってくるかな…」と目が覚めることも。

眠れない時は完全に昼夜逆転してしまうので、週に1回以上入っていた時は結構体力的にしんどかったです。

最終的に上長と交渉の結果、月に2回で落ち着きました。

月に2回で3万円、年収として36万円アップで、個人的には妥当なラインかと思います。

 

スポンサーリンク

病院薬剤師で働いていて、個人的にトクしたこと

病院薬剤師として個人的に感じたメリットを書いていきます。

勉強がしやすい環境!

病院薬剤師はカルテを見ることができます。

カルテには病名や所見があるので、なぜこの処方なのかがわかります。

診断 ➡ 病名 ➡ 処方 ➡ 診断 ➡ …

という、医師と同じ流れで処方を見ることが出来るので、非常に勉強しやすいです。

 

反対に薬局では処方から目にするので、全く逆の流れです。

病名や診断は、患者が話してくれない限りわからないため、予測でしか学べません。

 

このように、医師と同じ流れで処方を見ることが出来るというのは、調剤薬局薬剤師では経験できない、病院薬剤師限定の大きなメリットです。

 

職員食堂で昼食代節約!

病院には福利厚生の一環で職員食堂がありました。

一食:300円だったので、お財布にやさしかったです。

味は、まあ、まあまあ、でした。(マズイとは言っていない)

 

終業はピッタリ定時!17時15分で帰宅!

上述したように、当直薬剤師とバトンタッチするため、基本的に定時ぴったりでした。

他職種も同じだったようで、17時14分30秒を越えたあたりから、タイムカードのある事務所には行列ができていました。

外が明るいうちに帰宅できるのは嬉しかったですし、帰り道の人気のラーメン店にも混む前に訪れることが出来ていました。

 

福利厚生で診察料が割引&待ち時間なし!

私の勤めていた病院は、職員であれば診察料が割引となる福利厚生がありました。

社会人になってすぐ、仕事中に猛烈な腹痛があり、そのまま入院したことがあります。

結果的に、尿管結石でしたが、本当に痛いです。

レアケースかもしれませんが、仕事中からそのまま診察室➡病室(個室)まで運んでいただけたときは、「病院に勤めていてよかったー!」と心から思いました。

ただ、診て下さる医師も看護師も顔見知りなので、その点は気を遣います。

顔見知りのナースに坐薬をされそうになったときは、丁重にお断りしました。

 

ナースの彼女ができた!

病院薬剤師は異性と出会いの機会が多い。

病院では多くの女性スタッフが働いています。

特にナース、ヘルパー、看護学生、栄養士は女性が多くまた、若い方も多いです。

男性薬剤師にとっては、異性との出会いの場として非常に恵まれていると思います。

私も、4年間で2度ナースとお付き合いをさせていただく機会がありました。

ただ職場恋愛ですので、うわさが回るのも早いですし、

別れたりするとその後の仕事への影響も…あるかもしれません。

 

スポンサーリンク

まとめ

いかがだったでしょうか。

私が勤めていた病院の薬剤師の仕事をお話させていただきました。

もちろん、病院の規模によって違いはあると思いますが、参考になれば幸いです。

 

もし病院薬剤師への転職をお考えであれば、こちらの転職サイト

「ファルマスタッフ」の利用が非常におすすめです。

 

サイト内で「病院薬剤師求人特集」も組まれています。

薬剤師の登録・利用は完全無料ですので、この機会に是非ご登録ください!

 

「ファルマスタッフ」をおすすめする理由は以下の記事をご覧ください!

 

以上、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

スポンサーリンク
薬剤師の仕事
スポンサーリンク
薬パパは今日も定時で帰ります。
タイトルとURLをコピーしました